【 植木の植え方(1) 】
【植える場所】
日あたりと水はけの良い場所に植えます。岩盤などで水はけが悪いところでは、水が溜まる位置より下にある根は、腐ってしまいます。盛り土をするなどの工夫が必要です。
盛り土は、さつきや金モクセイなどの中低木で30cm、普通の木の場合70cm程度必要です。
半陰樹などの場合、特に日陰に植えるのではなく夏の暑い日差しが隠れる程度の場所に植えます。日の 当たらない場所では、樹種に特に注意が必要です。
屋根の下など、覆いのある場所の下は、乾燥してしまうので、木には、良くありません。ほとんどの木は、数年で枯れてしまいます。隠れみのなどの樹種を選ぶか、根や葉を乾燥させない工夫が必要です。
【運び方】
持ち上げるときや手で運ぶときには、根に近いところをもって運びます。下ろすときにも強くドスンと下ろさないでください。ポット苗などは、ポットや根の部分を持ちます。
【植え穴の掘り方】
穴は、円筒形に掘ります。大きさは、根の大きさに少しだけ余分を見て掘ります。底に少し土を入れ木を植えた時に地面と根の高さが同じになるようにします。
【植え方】
根を痛めないように植えます。根のまわりに空洞が残ると腐るので、空洞が残るらないように、根になじむ細かい土を根のまわりにいれ突きぎめ、水ぎめ等の方法で、植えます。
1)突きぎめ:落葉樹の場合は、根のまわりの土を棒などで突いて植えます。松なども、根のまわりに土の中に空洞が残らないようしっかり突きます。周囲に水鉢を切って、雨が溜まるようにしておきます。
小さな木の場合、少し余分に土を入れ、足で良く踏めば大丈夫です。
2)水ぎめ:常緑樹の場合、土を70%位入れてから水を流し込み、土を溶かして、空洞を追い出して植えます。木をゆするなどして、周囲に十分に土がまわるようにします。余り水を入れ過ぎると水の引きが遅くなります。水が少ないと土が十分にまわりません。水の量は、少しゆすると溶けた土が見える程度が適量です。
水が乾いたころに土を入れ足で踏むなどして固めます。
*足で踏む場合は、爪先の親指で突き込むようにして踏みます。
【支柱】
1)一本支柱
竹一本で支柱します。
木に添って直すぐ立てる場合と 木に対して斜に立てる場合があります。
2)唐竹布掛け支柱
布掛けとは、横一直線になる場合に使います。
木をつなげて植えた場合などに使う支柱です。
竹を水平に木の2/3位の位置に固定します。
前後左右にゆすられないように、両端でハの字形 に竹で押さえます。
3)三本支柱
三本の竹や丸太などを組み合わせて、植木を固定します。
三本の足に返しと言って長さ60cm程の竹や木を固定し、 動かないようにします。
実際には一番用途があります。
◎ 固定の仕方
針金2箇所の棕櫚縄3箇所止め
竹と竹は針金で止めます。また植木とは、棕櫚縄で 止めます。従って植木とは3箇所、で固定されます。
結束の仕方。…巻く度に返すか、重ねるかしてずれ ないようにします。針金の場合、木の脇などで止め、 子供などが触って、怪我をしないようにします。
4)鳥居支柱
街路樹など支柱の幅の取れないところで使います。 鳥居とは、1.8m程の丸太の上から10cmの位置に 長さ60cm程の横木を渡したものです。下90cm    程を 埋め込み横木を木に宛がって木を固定します。 埋め込みは、70cm程を堀込み、後を叩き込みます。 余り叩くと鳥居が割れたりしますので、突き決めに するのが良いと思います。
* 突き決め
工事の突き決めの欄を参照して下さい
鳥居支柱の種類
1 2脚鳥居
2 3脚鳥居(横木の中央から、鳥居の足と反対方向に 足の丸太を付けます。)
3 4脚鳥居(横木を十字に組みます。)
4 櫓 鳥居(横木を井桁に組みます。やぐらと呼びます。)
5 添え木付き(木に添え木を付け、横木に結びます。 木が細くて高い場合などに使います。)
5)生垣の支柱
両端及び1.8Mの間隔で支柱の丸太を入れます。 直径 4cm程度の竹を45cm位の間隔で横に通して、 30cm位の間隔で竹を立て「立子」にします。
立子の間に木を植え、3〜4cm位の竹ではさみ ます。竹と竹を結んで留めます。
商品名は忘れてください。(^^ゞ
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